ビジネスの観点から見た場合、一見役に立ちそうもない研究にお金を出すのは無駄以外の何ものでもないと思うかもしれません。でも、それが長期的に見れば歴史を変えるほどのインパクトを持つことがあります。
科学史を見てみると、面白い例があります。
物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェルが、後に「マクスウェル方程式」として知られる電磁気学の基礎となる方程式を発表したのは1862年のことでした。 このころ、人類はようやく電池や電流の性質を研究し始めたところでした。
この方程式によると電場と磁場は相互に作用し合い、空間を伝播する「波」、つまり「電磁波」を生み出す可能性を示していました。とはいえ、これはあくまで理論に過ぎず、長年にわたり実証されることはありませんでした。
1888年になって、物理学者ハインリッヒ・ヘルツは次のような実験を行いました。導線の間に火花を発生させ、少し離れた場所に隙間のあ...
こんにちは、クリエイティブ・サイエンス・アカデミーの下河です。今年もノーベル賞の季節!去年のノーベル物理学賞は、はまさかのAI分野からの受賞で意外性のあるものでした。さて、今年のノーベル物理学賞はどんな内容だったのでしょうか?
受賞者は次の3名です。
ジョン・クラーク名誉教授(米カリフォルニア大学バークリー校)
ミシェル・H・デヴォレ名誉教授(米イェール大学)
ジョン・M・マルティニス名誉教授(米カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
受賞理由は「電気回路における巨視的量子トンネル効果とエネルギー量子化の発見」というもの。
簡単にいうと、電子など、私たちの日常で目にするものの大きさに比べて、きわめて小さいものの性質だと思われていたことが、実は電気回路のような比較的大きいものでも現れることを証明したという内容でした。
電子など、きわめて小さいものは量子(りょうし)と呼ばれ、その運動は「量...
こんにちは、CSA講師の下河です。だいぶ暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?暑すぎると頭がぼーっとしてしまうので、涼しいところで体調に気を付けながら学習をしてくださいね。
本日は7月の月次ニュースレターをお届けします。今月の注目のトピックは「エクセル」を使った物理と数学の学習法です。
エクセルは会社の業務などで一度は触ったことがあるのではないでしょうか?このエクセルのすごいところは、工夫次第で物理や数学の高度なシミュレーション(現象をコンピュータ上で再現すること)が可能という点です。
いろいろなプログラミング言語がありますが、エクセルは私たち社会人にとっては一番馴染み深いツールではないでしょうか?エクセルは他の高度なプログラミング言語顔負けの、すばらしい機能を持っています。
いくつか例を挙げておきますね。興味があればトップページの「コンテンツ」>「ダウンロード」からダウン...